令和7年12月25日 「システム設計誤りによる新たに加入した保険者での健診結果データの閲覧について」厚生労働省プレスリリースに関するお知らせ
平素より当組合の運営にご協力頂き、誠にありがとうございます。
令和7年12月25日に厚生労働省より、「システム設計誤りによる新たに加入した保険者での健診結果データの閲覧について」の公表について、当組合名の記載があることに関するご報告と当組合見解についてお知らせいたします。
公表内容の詳細は、以下厚生労働省のHPをご参照ください。
システム設計誤りによる新たに加入した保険者での健診結果データの閲覧及びその対応状況・再発防止策について
【概要】
保険者は、加入者がマイナポータルで自身の健診結果を閲覧することができるよう、健診結果を「特定健診等データ収集システム及び特定健診等データ管理システム」を通じてオンライン資格確認等システムに登録しています。また、加入者が転職等により加入していた健康保険が変更となった場合は、新たに加入した健康保険組合(以下、現保険者)が、過去に別の保険者(以下、旧保険者)が実施しオンライン資格確認等システムに登録した特定健診結果をダウンロードし、予防・健康作り事業に活用することができます。
本来は40歳未満時に行った健診結果データを現保険者がダウンロードする場合は、事前に本人の同意が必要となります。しかし、厚生労働省が示したシステム改修に関する仕様書の記載誤りにより、令和6年2月にシステム改修を行った際、事前に本人の同意を得ることなく、40歳未満時に行った健診結果データを現保険者がダウンロードできる仕様となりました。その結果、旧保険者が行った40歳未満時の健診結果が、現保険者において事前にご本人の同意を得ないまま閲覧されたと確認された事例が37件ありました。
なお、本事案で40歳未満時に行った健診結果データを閲覧したのは、本人が現在加入している現保険者であり、それ以外の第三者に閲覧されたものではございません。また、これらのデータは現保険者で既に削除等されており、今後新たに第三者に閲覧されることもございません。
【当組合の見解】
当組合におきましても、厚生労働省からの指示に基づき健診結果を「特定健診等データ収集システム及び特定健診等データ管理システム」へアップロードしております。そのため当組合(旧保険者)を脱退し、新しく別の健康保険組合(現保険者)に加入された方※の、当組合で行った40歳未満時の健診結果データが、本人の同意なく、現保険者に閲覧された可能性があります。
しかし、現保険者がダウンロードし閲覧した健診結果データは既に削除されており、閲覧された個別の対象者名や当該者がどの旧保険者に所属していたのかは特定できなかったと、厚生労働省より報告をうけておりますので、当組合に以前加入していた被保険者の健診結果が「漏洩」していたかにつきましても特定はされておらず、あくまで「漏洩」した可能性があるというものとなります。
なお、個人情報保護委員会より、可能性がある全保険者名を公表することと指導があり、厚生労働省公表文別添1「アップロードした40歳未満時に行った健診結果データがダウンロードされた可能性のある保険者」に当組合名の記載があったものとなります。
引き続き当組合におきましても、個人情報の取扱いに関して徹底してまいります。
※令和6年2月以降に、厚生労働省公表文別添2に記載の保険者の資格を取得したことがある場合には、閲覧された可能性があります。そうでない方は閲覧された可能性はありません。
【お問い合わせ先】
本件に関するお問い合わせは以下照会先へしていただきますようお願い申し上げます。
〈照会先〉
厚生労働省保険局医療介護連携政策課
医療費適正化対策推進室
TEL:03-5253-1111(内線)3180・3167